TENKOスキー: パウダースキーの原点回帰

By 29th November 2019 Japanese, Powderlife Magazine 2020 JP

優れたパウダー用スキー板といえば、深いパウダースノーの上を宙に浮く感覚で軽やかに滑降できる、長く、幅広なロッカースキーを思い浮かべるだろう。今までは確かにそうだった。しかし、ニセコで長年暮らす外国人グループは、雪の上を跳ねるように滑るのではなく、あえて昔のように雪の中に深く沈む幅の狭いスキーを考案し、近年の常識を覆そうとしている。

スコットランド人のIan MacKenzieは、ニセコで事業を始めた最初の外国人の1人だ。2000年代の初めには、まっさらなヒラフのパウダースノーを連日、朝から晩まで、思う存分楽しんでいた。そんな彼は現在、頭に降りかかるパウダーが多ければ多いほど良いものだと確信している。彼とその友人たちは、顔に雪がかかるスキーの楽しさを、新たなレベルに引き上げようとしているのだ。

“skinny is the new fat”(今、細さが新しい)をモットーとするTenkoスキーを訪れてみよう。ニセコ町の古い石造り倉庫で、国内最高峰の腕を持つスキー職人が手作業で成形するTenkoスキーは、20年間にわたるパウダースキー製造の経験と、技術発展の恩恵を活かしながらも、あえて昔のデザインに回帰した。滑らかなサイドカット、狭い胴部、そして低い先端形状により、Tenkoスキーは、パウダーに浮きながら滑るというより、むしろ中に突っ込んでいくようにデザインされている。視界真っ白の世界へお帰りなさい、というわけだ。

地元のスノーボードメーカー、Gentemstick(ゲンテンスティック)が幅広でスワローテールのディレクショナルボードで革命を起こしたように、ニセコ特有のパウダースノーはスノースポーツのデザインに革新的、かつ回帰的なアイデアをもたらした。ニセコ発のアイデアに、他のメーカーや職人たちが今後どのような工夫を加えていくのか、見ものである。

 

HIRAFU’S NEW GONDOLA BASE MEGASTORE
ヒラフのゴンドラ乗り場の新たなメガストア

この冬、ヒラフ地区の目玉となる新しいスキーショップ「Rhythm Base (リズム ベース)」に行ってみよう。このエリアで14年間営業を続けてきた経験の集大成であるこの店は、イベントスペース、コーヒー店、バーのほか、ブーツのフィッティングや用具のチューニングを行う専門店もある。もちろんスキーやスノーボード用品の販売、レンタルも行い、ニセコ最大のコミュニティハブを目指している。最新の用具を試すも良し、流行のファッションを買うも良し、バーで飲むのも良し。雰囲気を楽しむだけでもOKだ!

 

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