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農家の予想

By 29th November 2019

この冬もこの地に どれだけの雪が 積もるのか。 四季折々、 気まぐれな 天候と格闘する 農家の人々に聞く。

冬が来る前に、今シーズンの雪の多寡を予想するのは、ちょっとした楽しみである。地元農家の人々に予想を聞いてみたが、結局のところ、都会育ちの我々と同様、人によって予想はバラバラだった!それでも一つだけ確かなことがある。冬のニセコは例年、地球上のほとんどのスキーリゾートと比べ、より多くの雪が降り積もるということだ。

93歳になる木村富治さんの家族は、150年にわたり、この土地で米と野菜を栽培してきた。「気象は近年大きく変化し、予想するのが次第に難しくなってきた」と彼は言う。それでも「今夏は気温が高かったので、地中に熱がこもっている。春の雪解けは早いかな」と予想してくれた。降雪量予想:平均

松岡弥生さんは、家族の農場で15年にわたり米を栽培している。彼女によると、夏にエルニーニョ現象が発生して高温低湿だった年の冬は、寒波の到来と降雪が早まり、豪雪になりやすいという。「12月はぼちぼちだが、1月2月はどっさり降る」というのが、彼女の予想だ。降雪量予想:平均以上

松田安勝さんの家族は、第2次世界大戦の終わりに先祖が定住して以来、アスパラ、ブロッコリー等の野菜を栽培してきた。72歳の松田さんによると、かつては渡り鳥の飛来状況などから予想したものだが、近年は気象変動が大きすぎ、予想は難しいという。降雪量予想:わからない

89歳の田村文俊さんは、17歳のころからかぼちゃ、米、スイートコーンを栽培している。カラスが木の高いところに巣を作るときは、厳しい冬が予想され、渡り鳥が早く来ると、雪が早く降るという。秋が早く来るときは、山には雪が多く降るが、農地の雪は少なくなるという。降雪量予想:平均以下

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