HYATT MAKES AN ENTRANCE
ハイアットが参入
落ち着いたたたずまいの四季ハイアットハウスがヒラフ地区で昨年開業し、今冬は世界的な一流ホテル、パークハイアットニセコHANAZONOが満を持して開業する。これにより、ニセコではミシュランの星を獲得したシェフがプロデュースする新たなダイニングスポットが、わずかな期間に二つも登場することになった。両施設の概要を紹介しよう。
Park Hyatt Niseko at Hanazono
パークハイアットニセコHANAZONO
パークハイアットニセコは、花園地区のゲレンデ横にある壮大なホテルとレジデンスだ。レストラン、バー、ラウンジを含む11軒の飲食施設を備える。 レストラン7軒のうち2軒はミシュランの星付きレストランのシェフが出店する。
最も期待されているのは、北海道で最も賞賛されている料理家、中道博が出店する「モリエール・モンターニュ」だろう。札幌にある彼の旗艦店モリエールはミシュランの3つ星を獲得している。「鮨 みつ川」は、金沢市の歴史地区「ひがし茶屋街」にあるミシュラン1つ星寿司店による新店だ。
パークハイアットにはそのほか鉄板焼き、炉辺焼き、広東料理、四川料理のレストランや北イタリア料理のトラットリアがある。このほか終日営業のレストラン、テイクアウト式デリ、カラオケルームなどが備わっている。これらに劣らず期待されるのが、ワインテイスティングやイベントで使えるワインセラーだろう。
Shiki: Hirafu’s Dining Destination
四季: ヒラフのグルメスポット
一方、賑やかなヒラフ地区に戻れば、四季ニセコが昨年リニューアルオープンし、グルメの殿堂ともいえる場所に生まれ変わった。素晴らしい改装を施し、ホテルはハイアットハウスに改称された。この施設には、ニセコでこれまで唯一ミシュランの星を獲得ている「カミムラ」を含め、6つの注目すべきスタイリッシュなレストランとバーがある。リニューアルに合わせ、カミムラのシェフ兼オーナー上村雄一は、よりカジュアルだが料理は同様に素晴らしい実験的なアラカルトレストラン「キッチン」をオープンした。カミムラとキッチンは食材と厨房を共有している。
ハイアットハウス自慢の「Hレストラン」と「Hバー」は建物の真ん中に位置し、ロビーとバーより一段低いところにダイニングスペースがある。ホテルの朝夕食はモダンな日本料理か中華料理を選べ、宿泊客以外も利用できる。
正面の道路側には、自慢の自家焙煎コーヒーが人気の老舗「グリーンファームカフェ」がある。その隣は、北海道にインスパイアされたタパスバー「テンポラダ」だ。